注射器の針が折れることはないのですか？　また，折れたときにはどのように対処すればよいでしょうか？

摘要

ペン型インスリン注入器用注射針（以下，針）は，以前は30G（ゲージ）8mmや31G8mrrの針が主流であったが，近年の技術革新により，32～33Gの径（穿刺先端部外径：0．20へ0．25mm）のテーパー針とよばれるさらに細レ針が発売された．これにより，穿刺時痛が萄減されQOLが向上したが，針が小さく，細いため取り扱いには注意が必要であり，実際に折れ曲がりまたは被断することもある．図1に，針の基本構造についてナノパスニードルを例に示す．