全自動小型無人機（UAV）の開発とその後の運用

摘要

最近のドローン墜落事件で無人機（UAV）の運用に於ける安全性の確保が叫ばれる中で，航空法の一部改正の動きもあり，無人機のビジネスにかかわる人達にとっては「安全性」の向上を図ると同時に，広く「無人機の安全性」をアピールしていく義務が課せられている．当社でもすでに「視界外を飛行するときの機体の監視および制御を可能にする衛星通信の利用」「緊急時に機体を安全な場所に降下させる誘導式パラシュートの装備」「実機と遭遇したときに衝突を回避する自動衝突回避システム」「直接墜落に繋がる重要機能の多重化」等のシステムを開発しており，何機かの機体にこれらのシステムを装備している．