集合住宅用ムク内装材市場の実力派－自然と住環境の調和創造に取り組む

摘要

木村木材工業（木村卓司社長）は1905年（明治38年）12月3日の創業以来、3代90年以上にわたって「『木』ひとすじに」取り組み、あと数年で100周年を迎える。 現在の事業は森林事業から木材加工」木材·建材の販売まで幅広く、2002年度は年商総額24億7,700万円、総従業員数60人。 事業分野は3部門に分かれ、マンション用内装木材の加工·販売（第1事業部、売上高11億円）、戸建住宅用木材·建材の加工·販売（第2事業部、8億円）、それに山林伐採·素材生産（第3事業部、5億円）からなる。第2事業部の戸建分野（鴻巣ランバーターミナル）は、本店（事業本部）と埼北店（埼玉県児玉郡児玉町大字八幡山宇町西273-2）で事業を展開、事業本部内の「オートプレカットセンター」を核に周辺地域の工務店に木造住宅用の構造材·造作材·各種建材を小売している。また、第3事業部では、北は青森県から南は静岡県までの東日本全域で、おもに国有林、県有林などの伐採を行い、プロセッサーやハーベスタなどの林業機械を埼玉県で最初に導入。埼玉県では県産林全体の8割を伐採し、過去10数年間、県有林の最大の購入先が同社で、木村社長は埼玉県木材協会の会長でもある。