太陽光と水から水素をつくる光触媒 —より長波長の光を利用した完全水分解を目指して―

摘要

水中で光触媒に太陽光を当てると水は水素に酸素に分解する。つまり，太陽光エネルギーを水素エネルギーに変換できる。人工光合成にもたとえられるこの反応を効率よく進めるためには，太陽光エネルギーを余すところなく利用することが鍵となる。可視光なとの長波長の光をうまく利用できる半導体材料としては窒化物があり，新しいタイプの光触媒として開発された。