材料化学と界面化学の調和が生み出すサイ工ンスマックスプランク研究所コ口イド界面部門―

摘要

“MPI-NIMS International Joint Laboratory”は，ドイッのマックスプランク研究所（MPI）コロイド界面部門と，筆者の所属する物質材料研究機構NIMS)ナノ有機センターの国際連携プロジェクトとして，2007年4月よりスタートしました． NIMSでは，海外の研究機関研究者との交流を重視し，世界各地の研究機関との間で国際連携プロジェクトを進めていて，そのーつということになります．2009年11月現在，グループリーダーの筆者とポスドク博士研究員4名，日本（群馬高専の出口米和講師）とスペインからの訪問研究員2名の計7名のグループ構成になっており，在籍延べ数8名のグループです（図1）.研究費，人件費，研究施設などは，MPIとNIMS各研究所から共同出資されている状況であり，まさに“連携”して運営されています．