目で見るすへり面シリーズー27－

摘要

1．地すべり地の概要1）所在地福井県勝山市北谷町谷2）地すべり規模3－1ブロック（斜面長：：470m，斜面幅：250m，最大すべり面深さ：：36．Om，平均傾斜二　 70）3－2ブロック（斜面長：270m，斜面幅：190m，最大すべり面深さ：：32．4m，平均傾斜：：70）3）地すべりタイプ斜面下部の3－2ブロックでは（中生界白亜系手取層群赤岩重層群）北谷砂岩頁岩凝灰岩互層内強風化層底面付近に凝灰岩起源の白色粘性士を伴って板状にすべり面を形成し，斜面上部の3－1ブロックでは面谷流紋岩底面付近の北谷砂岩頁岩凝灰岩互層内弱線部にすべり面を形成する複合型地すべりである。 当地すべりの移動方向は，No．1集水井内すべり面において，最大傾斜方向と約300弱斜交するものであり，側壁等何らかの規制条件によって滑動形態が強く干渉を受けたものであることが予想される。 （図1，写真2）