中国·天津で糖アルコールの生産開始，キシリトールはEUへ輸出－オラフリン社

摘要

エッセンシャルオイルやアロマケミカル原料で長年の実績を有するオラフリン社が，中国·天津に拠点を構える新工場で糖アルコール製品の本格生産を開始した。年産能力は，トータルで50，000トン。すでにキシリトールは，今年に入りEU諸国を中心に1，000トンを超える製品の輸出を開始している。またイソマルトについては，砂糖からの一貫生産体制を整えた。さらには来年をメドに結晶マルチトールの生産を開始していく予定で，これまでにない結晶化技術を確立。現在は，パイロットプラントによる生産となっているが体制が整い次第，設備投資に着手する。生産される各種糖アルコールは，世界各地で活動するガムメーカーにターゲットを絞っており，ユーザーからのニーズに合わせて新製品の開発を検討していく考えだ。