光ファイバ液面スイッチ·センサ＜シングルモード光ファイバセンサによる広域監視システムの実現＞

摘要

光ファイバはこの二十数年来の光技術の進展により、ブロードバンド通信手段として生活の中に普及しつつある。 センシング分野においても、光ファイバを信号伝送路に用いたセンサ·スイッチが機器の制御に使われている。 この時使用される光ファイバはマルチモード光ファイバである。 今回取り上げるシングルモード光ファイバを利用したセンサは、無誘導、原理的な防爆、センサ側へ電力供給が不要と言った一般的な光ファイバセンサの特徴に加え、光ファイバが低損失(0.2dB/km)なことから屋外プラントや広域からのリアルタイム計測手段として期待されてきた。 光ファイバセンサはセンシング原理や光ファイバの利用形態により多岐に分類されるが、本稿では信号伝送路にシングルモード光ファイバを使用した液面スイッチと液面センサについて解説する。 更に、多地点計測技術としてOTDR (Optical Time Domain Reflect-meter)を使用したシステムを紹介する。