“光触媒-水·界面”で発生の“OHラジカル”応用“人工光合成”：“OHラジカル”による“求核剤”（マイナス水素イオン）の発生

摘要

昨年末，CO_2巨大排出国，中国，米国等の賛意を得て，おおむね成功裏に閉幕したCOP21（国連気候変動枠組み条約第21回締結国会議）を“時代背景”に，それを絶好の“追い風”と捉え，前報に続き，“CO_2の資源化”を論述する。今回は，表題に掲げた“光触媒一水·界面”で発生する“OHラジカル”（ヒドロキシラジカル）による“人工光合成”を論述する。筆者らは，前世紀末から，“水浄化技術”，とりわけ，通常の濾過層でSS（浮遊固形物）類を除去した後の“高度処理技術”の研究·開発（含む“調査つに邁進し，その結果，今世紀初頭に，“光触媒”としての“酸化チタン”（TiO_2）の“酸化分解力”が，当時，周知の“大気中”のみならず，“水中”（含む，海水）でも，発揮されることを発見した。