省エネに新風を起こす女性たち 第5回 「トータルマネジメントができるエンジニアを目指す」

摘要

東日本大震災が発生した2011年，小沢さんは大学入学を間近に控えていた。テレビは連日原発事故を伝えていた。「エネルギーが大問題になって，そこでは，責任の押し付け合いのようなやり取りがあって，いやに感じていました。けれど，そんな中，懸命に復興のため努力するエンジニアを見て，私はこうなりたいと感じたのです。エネルギーの問題を人ごとにはしたくない，自分から行動して解決したいとエンジニアを志しました」と振り返る。大学では，電気化学を専攻し，水素の研究室に所属した。小沢さんが志望したCSTは，プラントの計装·電気の設計を行うエンジニアのプロフェッショナル集団であると同時に，再エネやICT，省エネ事業も対象とする広い事業分野を手掛けている。ゆくゆくは同社で省エネルギーに携わるエンジニアとして活躍する意気込みで入社を決意した。