産業·経緕

摘要

2002年は年初から輸出の回復をきっかけに企業の生産活動が活発化した年であった。 2002年1～3月期に前年同期比2.9％減であった輸出数量は，7～9月期には同11.9％増まで増加してきた。 これを反映して鉱工業生産指数も，2002年1～3月期の同10.8％液から7～9月期には同3.6％増とプラスの伸び率に転じてきた。 こうした経済情勢を反映し，2002年度の国内総生産（GDP）は，実質ベースで前年度比0.8％増となると見込んでいる。 また，このうち内需の寄与度が0.3％，外需では0.5％と，外需主導で景気が回復する姿となるだろう。しかし，この伸び率は2003年度には同0.1％増まで低下し，景気減速感がハツキリしてくると予想する。