21世紀の企業戦略をこう考える--顧審視点でマーケティンダを実践する

摘要

21世紀に勝ち残る会社（生き残る会社ではない）をベストカンパニーと表現し使用することにしたい。 ベストとは「最も好ましい」という意味で，お客様から見た企業の「良し，悪し」を評価，判断する表現である。 ベスト·ノーイとは「最もお値打ちでお得なお買い物」のことであり米国などではよく使われている。 日本国内ではトヨタ自動車が，ベストカンパニーを目指すと表現している。 その真意には，お客様から好まれて支持されるトヨタ自動車を実現したいとの全社員の期待が込められている。 企業を評価する尺度として「エクセレント」とか「エクセレンス」の言葉もよく使われている。 この場合は，お客様でなく，マスコミや専門家などの第三者が企業を客観的に評価するときに使用されることが多い。では21世紀のベストカンパニーを実現するために，企業がとるべき戦略は何かをここでは企業の信者を創るマーケテイングの立場で考えてみる。