タイにおけるグリーン調達管理モデルの実証事業

摘要

今回の事業は，タイ側の参加企業の協力を得ることができ，短い期間であったが極めて円滑に進めることができた。 この背景には，グリーン調達の国を超えた共通ルールの必要性をタイ側の参加企業が理解していることが挙げられる。また，今回の事業は，タイ政府やタイ工業会の理解も得られており，恵まれた環境で推進することができた。 今回の成果がタイに根付き，タイの電気電子産業の国際競争力強化に寄与することを願っている。 また，この事業を開始する前に，（財）国際情報化協力センターが事業の可能性を調査したが，その際に訪問したベトナムでも，政府はグリーン調達の必要性を理解していた。 タイのようにチームを組むまでには至らなかったが，今後は，タイ以外のASEAN加盟諸国を視野に入れた仕組みの構築を進めていくことが望まれる。