(13877)「'当たり前″のこと伝えないマスコミ」--金属屋根協会の講演会で田勢氏

摘要

「小沢氏に対する強制起訴は明らかに間違い。司法のプロはみんな無罪だと思っている。好き、嫌いと異なり、法律的に何が正しいのかという当たり前のことが報道されない。世論調査がその典型。各報道機関がRDD方式とか言って世論調査を行っているが、これは1万8千の電話局から自動的に、しかも平日の昼に無作為に電話して、それをアルバイトが聞き取り調査をするもの。平日の昼間に家にいる人は誰なのか。携帯電話は対象外。つまり第1線の人の声はばとんど反映されていない。それを各新聞社は大きく報じる。あの世論調査がきっかけで何人の総理大臣の再生産が行われたか。もうあんなことはやめるべきだ」－菅政権に対しては辛口の発言が目立つ田勢康弘氏（日本経済新聞客員コラムニスト）が、19日に開かれた日本金属屋根協会の講演会でいわゆる〝世論″と、それを無批判に報道するマスコミを厳しく批判した。