熱可塑性CFRPの導電性を利用した自己抵抗融着における強度評価および融着メカニズム

摘要

近年，熱可塑性CFRPが，熱硬化性CFRPと比較して靭晩成形性，リサイクル性，補修性などの点で優れていることから注目されている．熱可塑性CFRPのその他の特長として融着接合が可能なことが挙げられる．融着法としては抵抗融着，超音波融着，誘導融着が提案されているが，それぞれ融着界面における発熱体の残留，融着範囲の限定，融市中の加圧が困難といった問題が存在する．