ロ－コスト経営を支えるIT投資投資額抑えるために知恵絞り出す

摘要

IT（情報技術）投資額は、他社と比べても少ない部類に入るのではないかと思います。 ただし、ローコストオペレーションの指標でもある販売管理費をどう下げるかは、コンピュータがあるからこそ実現できることです。 物流や発注、在庫などすべてがシステム活用抜きには不可能です。 これらの分野は経営戦略に密接しているので、既存のパッケージ製品では対応できません。そのため、本部にある多くのシステムは社員が作っています。 しかも、（山田昇）社長の「経費は極力掛けない」という方針のもと、社内向けの情報システム構築などを担う情報システム事業本部は、私を含めて10人と少ない人員体制です。 情報化投資を決断する際には、必要な機能をくできる限りお金を掛けないで実現させるにはどうすればよいかを考えています。 部下からは「パッケージ製品などを組み合わせてお金をかければすぐに実現できる」といった提案が挙がってきますが、いかにお金を掛けないで実現できるかを考えるように言い続けています。