16.消化器内視鏡治療の現状と展望natural orifice translumenal endoscopic surgery ： NOTES

摘要

内視鏡の原型ともいうべき管を通して生体内の観察を初めて試みたのは，ドイツのBozzini であり，1805年にLichtleiterという器具を製作している.そして，今日の内視鏡の起源は，ドィッ·フライブルダの医師であるKussmaulが製作した硬性胃鏡（1868年）に遡る現在，われわれが使用している内視鏡は，宇治らによって開発された胃カメラ（1950年）を起点として，その後，国産ファイバースコープ（1963年），電子スコープ（1984年）などが開発され，さらに2000 年にはカプセル内視鏡が開発されるに至った.