スタテン系薬剤投与中止後に新規陰イオン交換樹脂製剤コレバイン~Rが奏効した2症例－高脂血症治療薬の選択肢－

摘要

現在における我が国での高脂血症治療薬は，各スダチン系薬剤をはじめとして，プロブコール，EPA，フィブラート系薬剤，ビタミンE製剤,陰イオン交換樹脂製剤等数多く挙げられる。これらの薬剤の中で最も使用量が多いのは間違いなくスタテン系薬剤であり，高脂血症の治療に際して，第一選択薬として使用される薬剤の70％以上を凌駕していることは，事実疑う余地のないところである。