小切開硝子体手術

摘要

現在，さまざまな網膜硝子体疾患に対して，20ゲージ径の器具を用いる硝子体手術が広く行われている（図1－A）．この手術システムは1970年代前半にMachemerらにより導入され，軽症から重症の疾患に対処できるが，問題としては，（1）結膜切開による眼表面への影響が大きい，②結膜切開，強膜切開が大きく，やや侵襲が大きい，③硝子体の創への駿頓のため術後合併症の危険がある．ごれらを補う意味で小切開硝子体手術が開発された．