自殺対策のための戦略研究-複合的自殺対策プロタラムの自殺企図予防効果に関する地域介入研究（NOCOMIT－J）

摘要

自殺者は8年連続して3万人を起えて推移しておリ．自殺対策は火急の課題である。 自殺対策にあたっては多角的な模討と包括的な対策が必要であるが．わが国では複合的自殺対策に関する研究および施策はいまだ不十分な現状にあるといえる.厚生労働省は平成17（2005）年度から厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「自殺対策のための戦略研究」を実施した．戦略研究の目的は1全国の先緋勺な自殺対策を踏まぇて大規模共同研究を開始し,効果的な支援方法に関するエビデンスを構築しT今後の政策立案に役立てることである．現在,複合的自殺対策プログラムの自殺企図予防効果に関する地域介入研究（研究リーダー：大野裕），自殺企図の再発防止に対するケース·マネージメントの効果：多施設共剛こよる無作為化比較研究（研究リーダー：平安良雄）の2つの戦略研究課題が実施されている．本稿では、主に「複合的自殺対策プログラムの自殺企図予防効果に関する地域介入研究」の概要について解説を行う．