胎児期のダイオキシン類曝露と乳幼児期アレルギー症状および感染症との関連の検討一環境と子どもの健康に関する北海道スタディー（2）

摘要

胎児期ダイオキシン類曝露は出生後の免疫機能低下および感染症増加と関連することがWeisglas（2000）ら、Thsscherr（2003）らの報告で示唆されている。しかし松井ら（2006）の報告では母乳中のダイオキシン類濃度と血中免疫成分との関連はみられず、一貫した結果は得られていない。 この理由として曝露濃度、およびサンプルサイズの違いなどが考えられる。 本研究では、母体血中のダイオキシン類濃度と1歳6ヶ月までのアレルギー症状および感染症との関連性を検討する。 『環境と子どもの健康　 北海道スタディ』報告（1）と同様の対象者に研究を実施した。