足関節尖足位強直を合併した下腿骨遠位端骨折の1例

摘要

近年，高度の関節破壊を呈する関節リウマチ（RA）患者の足関節固定術に髄内釘を用いることで，骨癒合不全や術後の免荷期間の短縮が得られたとの報告がなされるようになった．われわれは足関節尖足位強直を合併した下腿骨遠位端骨折にこの髄内釘による方法を用い，良好な結果が得られた症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する．