シーリングデバイスを使用した肝切除術ハーモニックスカルペルとTissuelink dissecting sealer 3.0の併用による肝切除一

摘要

近年，手術機器の急速な進歩により肝切除は比較的安全に施行されるようになってきた。安全に手術を行うにあたっては出血量の減少，手術時間の短縮を考慮しなければならないが，これまでの肝実質切離においてclamp crushingのほ力、，CUSA, Water jet, Microtase,水流滴下式バィポーラなどのさまざまな器具が開発され，単独あるいは併用することでその目的を達してきた。しかし，どの手技どの器具を用いた肝実質切離法も肝実質組織を破砕し， Glisson ，肝静脈の脈管構造を切離面に露出させ， それをていねいに結紮.切鼠あるいは凝固切離していく作業行程に変わりはない。