運動教室参加がメンタルヘルスにもたらす効果:2つの運動形態に伴う感情の比較

摘要

本研究では,一過性の運動教室参加がメンタルヘルスに与える影響を検討した。 さらに,本研究では,ダンベル体操とウオーキングの効果を比較検討した。 36名の被験者が集められ,ダンベル体操(13名)またはサイクリング(23名)を実施した。 被験者は,2つの運動固有の感情尺度:Waseda Affect Scale of Exercise and Durable Activity(WASEDA)およびFeeling Scale(FS)を運動教室前および運動教室後に評価した。被験者は,10分間の説明,30分間のメイン·エクササイズ(ダンベル体操またはウオーキング),および20分間のストレッチからなる約60分間の運動プログラムを行った。分析の結果,両方のエクササイズは,すべての心理学的変数を有意に改善した。以上のことから,ウォーキングだけでなく,ダンベル体操も,同様の心理学的恩恵をもたらすことが明らかとなった。