当研究室ではふたつの視点から研究を行っている。ひとつは人間(ヒト)の形態と機能を模したヒューマノイドロボットを設計·製作し,これを用いて心身両面における人間の行為·行動や機能を再現することで,構成論的に人間の工学モデルを構築するという視点である。これを「ロボット工学的人間科学(Robotic Human Science)」と呼んでいる。もうひとつは,その応用として,医療·福祉機器など,人間に関わるロボットやシステムに関する演繹的設計論の構築を目指す「人間モデル規範型ロボット工学」とでも呼べる視点である。
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