現政策の踏襲か、それとも…

摘要

雇用創出の要として製造業復権に取り組んだオバマ政権の政策を、次期大統領は継承するのか。現政権がもたらした成果を踏まえ、具体的な金額·計画を提示し、その政策の一層の発展·強化を公約とする民主党のクリントン候補。対する共和党トランプ候補の方針は、依然具体性に欠ける。科学技術への理解が深いとはいえないトランプ候補が大統領になった場合、国内人材の活用に固執して国外からの人材流入を制限すれば、イノベーションをリードしてきた米国の地位が揺らぐ可能性も出てくる。