秋の国際粉体工業展2006に寄せて－アジアに於ける粉休技術の総合イベントを目指して－

摘要

今秋の粉体工業展は，1976年，第1回粉休工業展を東京·晴海会場で開いた時から数えてちょうど30年目になります。 当時，経済のゼロ成長，三木内閣の下での政治の停滞感に加え技術までが成長疲れの感じでした。 このようなもやもやした危機感を，一歩踏み出して乗り切ろうという思いであったことを，今はろにがく想い出します。 それに比べ今回30周年となる国際粉休工業展2006は，長い停滞を脱して上げ潮に載った日本経済，二大政党対立の形が整った政治情勢を背景に，国際交流の大切な核となる実力をつけた粉体技術をベースにして，粉休工学会の創立50周年の記念行事とも並行し,幅広い絵合イベントを指向して開催されることを心から慶ぶものであります。