静岡県水産技術研究所が行う海洋観測について

摘要

静岡県水産技術研究所では，昭和30年代から現在に近い 形で調査船による海洋観測が始まり，これまでに駿河湾内 の海洋構造等にかかる研究が行われてきた（中村ほカゝ， 1979;轡田ほか，2007).現在は，調査船「駿河丸」(134ト ン）により駿河湾から遠州灘，伊豆諸島海域において毎月 25点で0~300m (—部は700m)の水温.塩分等の観測を 行っている.また，毎朝9時に県内7か所の表面水温およ び駿河湾内の4箇所の水温観測ブイにより1 -30 mの連続 観測を行っている（図1).