惣菜市場の動向～日本惣菜協会「2008年度版惣菜白書」より

摘要

（社）日本惣菜協会では、このほど「2008年度版　 惣菜自書」を発行した。 今回の調査は惣菜の消費動向および惣菜の市場規模について行っている。 消費動向調査については首都圏、近畿圏に加え、中京圏を新たに調査対象として加えている。 　 今回の調査結果から算出したトータルマーケットは、7兆8，129億2，400万円。各業態共に前年割れはなく、市場トータルは前年比ブラス3．1％の伸びとなった。 　 2006年で最も増加した業態は「食料品スーパー」で、プラス6．3％の伸びを示した。 「食料品スーパー」はここ数年シェアを拡大しており、2007年もプラス5．8％の伸びが見込まれ、シェア拡大傾向は続く。 その一方で、「CVS」の伸びは鈍化している。 24時間営業店舗の増加など、客足の「食料品スーパー」へのシフトが進んでおり、2007年も「CVS」の大きな伸びは期待できない。 また、直営化を推進し2005年に2ケタ増となった「百貨店」についても、2006年も引き続きプラス3．3％の伸びを示したものの、伸び率は鈍化している。