食品安全マネジメントとHACCP取り組みの現状衛生管理システムの実効化

摘要

デパ、－トの名店街、スーパー、コンビニ等々で販売されている食品は多種多彩。 それによる販売競争も烈しくなり、他との差別化で芸の細かい（手のこんだ）商品が増えつつある。 もシンプルイズベスト、との言葉に逆行するかのように、これらの原料となる食材も地方の特産食材、外国よりの輸入食材など、いままで流通していなかった品種も登場してきた。しかもかつての詰め合わせ弁当の代表ともいえる「幕の内」をマネてか、一商品に多種の素材や加工食品を使い、見た目、風味、歯ごたえなどに特色を持たせた形状の商品も各分野で増えている。 しかし、加工食品を造るサイドから考えると、使う食材が多いほど、また、さまざまな加工工程を通すほどに生産自体が複雑化し、管理面の重要性が増す。 これに加えて多品種少量生産となると、さらに矛眉の解決が必要になってくる。 もちろん、管理の一部はコンピューターで補うことで、かつての労務要素は軽減されようが、やはりシステムは人があってこそ初めて動くものゆえ、人を中心と考えたい。