加工用および生食用パインアツプルをめぐる流通システムの実態

摘要

沖練県では観光業が盛んになりつつも，やはり産 業の基本は農業である.島嶼で構成された沖網県の 産地における不利な点は，小さな島々であるため産 地が小規模かつ分散し，ロットが揃えられないこと である.そして，有利な点として沖緙県は亜熱帯気 候であることを活かして端境期出荷を狙えることである.そうしたなか，沖網県は他の46都道府県 で栽培の難しレ、熱帯果樹を中心に農業振興を図ろ うとしている.本稿では，沖繩県のパインアップル を取り上げる.そして，現在のパインアップルを巡 る農家の保護と支援，さらに販売体制をもとに流通 のあり方を整理する.