最近100年間の「ふるさと」の語られ方: 人間の生きる原点としての「ふるさと」による農業、農村再生への展望

摘要

一般的な概念としての「ふるさと」は，国語辞典によ れば，生まれ育った土地，かって住んでいた土地や家な ど，とされている&:1)。しかし，これを社会科学的な観 点から捕らえると，「ふるさと」は時代の流れに対応し て様々に変容する或いは変容させられる姿が浮かび上が つてくる。小論では，時代的、多角的にドラスティック な変容を重ねる「ふるさと」を，農村計画の立ち位置か ら述べたものである。