日本向け野菜の基地中国最大の野菜産地山東省

摘要

中国の山東省は、中国の中でも、日本との距離も近く、昔から、各時代にわたって、多くの野菜が日本に輸入されてきた。 山束省は、人口が9000万人を越え、面積は15．3万km~2、中国最大の野菜の産地であり、同時に日本向けの野菜の基地でもある。 山東省では、ダイコン、ネギ、ピーマン、キュウリ、ナス、トウガラシ、トマト、白菜、ニンニク、ショウガなどが生産されている。 野菜の作付け面積が広大であるばかりでなく、農業人口も公称では全人口の73％という。 気候は大陸性気候であるが、東部の沿岸は気候が比較的温暖で、野菜生産に向いている。 問題は、乾燥による水不足で、黄河の水が大きく野菜の生産に関わっている。 有機農産物などの規格化、農業生産技術規範（洗浄、加」二技術認証体系）の整備や、輸出入食品検疫局、農業計測センター、卸売市場検査センターを設置している。