ホウレンソウ(品種‘サンライト’)をNFTシステムで栽培し,補給液の処理開始当初からK濃度を6ならびに12me centry to liter~(-1)とし,NO_3-Nを収穫の6日前から欠如させた実験1と,収穫6日前からNO_3-N欠除とK増与を同時処理した実験2を行った.収穫時に葉中のNO_3,アスコルビン酸,K含量ならびに,終了時のタンク内培養液無機成分濃度を調査した.実験1で,NFTに定植してから補給液のK濃度を12me centry to liter~(-1)で与えると,収穫6日前から補給液のNO_3-Nを欠除させても,収量に有意な低下はなかった.葉中のNO_3含量は,収穫前6日間NO_3-Nを欠除させても,K濃度を6または12me centry to liter~(-1)にすると顕著に低下した.栽培終了時のタンク内培養液のNO_3-N濃度は,補給液のK濃度が12me centry to liter~(-1)区で,6me centry to liter~(-1)区より約32%低下した.実験2では,収穫6日前から補給液のNO_3-N,Kを同時に処理した場合,NO_3-Nを制限してもK濃度を6ならびに12me centry to liter~(-1)と高くすれば,収量はある程度高く維持できた.黄巾のNO_3含量は,補給液のNO_3-Nを制限することにより顕著に低下したが,K濃度を高めてもNO_3-Nの欠除と添加の間に影響はなかった.しかし,栽培終了時のタンク内培養液のNO_3-N濃度は,補給液のK濃度を12me centry to liter~(-1)にすると,6me centry to liter~(-1)で補給した区に比べて24%低下した.
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