「日本人の食事摂取基準（2010年版)」に基づく 食事バランスガイドのサ一ビング数設定方法の検討

摘要

平成22年度から平成26年度まで5年間使用することに なる，「日本人の食事摂取基準（2010年版)」力発表され た。食事摂取基準は，国民の健康の維持増進，生活習 慣病の予防を目的として，科学的根拠に基づき，ェネル ギーゃ各栄養素の摂取量の基準を示したものであり，食事改善や給食管理における適切な活用が求められてい る。一方，食事バランスガイドは，2000年3月に策定され た「食生活指針」を具体的な行動に移すためのツールと して，厚生労働省と農林水産省が2005年6月に発表した 日本版フードガイドである。「食育基本法」4)に基づ き，食育推進会議において決定された「食育推進基本計画」では，平成22年度までに「食事バランスガイド等を 参考に食生活を送っている国民の割合」を60%以上にす ることが目標の一つに挙げられており5)，様々な場での啓 発普及が進められている。