世界から取り残され始めた わが国乳用牛の産乳能力

摘要

乳用牛評価報告（(独）家畜改良センタ一）によると、直近10年間でみた牛群検定牛の年あ たり遺伝的改良量（乳量）は145kgに達する。 ところが、その一方で飼養環境の効果が年あ たり120kgのペースでマイナス側に作用し、こ れによって実乳量の伸びが大きく鈍化したこと が分かっている。