生産置増加で需給バランスは緩和、春先にかけて軟調な相場展開の可能性も

摘要

平成26年12月の餌付け羽数は763万6000羽（前年 同月比104.496)と、前月に続き2力月連続で前年 水準を上回って推移した。地域別にみると、東北 エリアでは青森県（同138.9%)、関東エリアでは群 馬県（同165.2%)等主産地での増加が目立っている。 東日本全体では、地域間の格差が大きいものの、 前年同月比106.1%と前年を上回る水準で推移し、 今後の生産体制を注視していく必要があるC 供給面では、1月に入ってからも全国的に出回 り量の少ない状況が続いている。また、産卵に適 した冷涼な気候の影響で、生産サイズの大玉増-小玉減が顕著となっている。1月下旬以降では各 方面からの引き合いが一段落したこともあり、一 部産地では在庫を抱えるケースもみられている。 今後、生産調整明け鶏群の産卵復帰の本格化が見 込まれていることから、生産量は増加基調で推移 するものと考えられる。