地方自治体との連携からスタート、そして自主活動での河川敷利用へ －脇町草地管理組合の取り組み－

摘要

原油高騰、飼料高騰……と毎日のように「高騰ニュース」が聞かれる。 畜産農家にとって、飼料価格低減策としての飼料自給率向上は緊急の課題であり、経営にかかわる大問題である。 そこで、徳島県西部において河川敷草地を利用し、熱心に自給飼料生産を行っている脇町草地管理組合の取り組みについて紹介したい。 　 徳島県は四国の東部に位置し、瀬戸内海 ⒓o伊水道、太平洋に面している一方で、県全体面横の約8割を山間地で占めている。 また、東西には暴れ川で知られる四国三郎「吉野川」が流れ、両岸の優良な農地で農業、畜産が盛んに行われ、関西圏への食料供給地としての役割を果たしている。