技術士が木材産業にできること： 社会が必要とする技術者倫理

摘要

技術士，何それ，と思われる方も多いと思う。ごく簡単に言えば，「技術者」の中でも，独立性のあるプロとして国家資格により公認されるのが「技術士」である。通常，技術士は，技術者や研究者として会社や組織内，または独立した事務所で働いている。土木·建設系の会社では，技術士がいなければ入札資格が得られない場合もあるが，木材産業関連の会社に，法律や規則上，技術士が必要なわけではない。