水道の水質検査の信頼性確保に関する報告書がまとまる

摘要

厚生労働省の「水質検査の信頼性確保に関する取組検討会」（座長：安藤正典武蔵野大学客員教授）は，このほど，報告書（案）を取りまとめた。同省では，10月7日までの間，広く国民から意見を募集している。現行の水質検査機関の登録制度は，2003年の水道法改正により導入されたが，制度施行から5年以上が経過し，本年7月末時点で登録検査機関は221社となり，水道事業者等がこれらに水質検査を委託する機会は年々増加している。その一方で，一部の登録機関において検査実施の不正行為が発覚するなど，信頼性を低下させる行為の発生も懸念されている。