HCCIエンジンにおけるバイオマスガスの着火燃焼特性

摘要

1. 市販の都市ガス用ガスエンジンの高圧縮比化と吸rn気加熱により，木質系バイオマスの熱分解ガスを模擬rnした燃料での圧縮自己着火燃焼による高効率な自立rn運転を実現した．rn2. 燃料中の不燃成分は，EGRと同様に燃焼を緩慢にrnする効果があり，バイオマスガスでは高い当量比におrnいてもノッキングが生じにくいことが確認された．燃rn料中の粍濃度またはCO濃度を変化させた場合，H_2rn濃度は熱発生開始時期にほとんど影響を及ぼさないrnが，熱発生開始後の熱発生速度は鴫濃度の高い燃料rnの方が速くなり，一方COについては，濃度の高いrn方が熱発生開始時期は遅くなるが，その後の熱発生速rn度に大きな影響を与えないことが明らかになった．