芳賀·宇都宮LRT開通に向けた取組み

摘要

本市では，人口減少，少子·超高齢社会が進行する中にあっても,将来にわたって市民生活の質を維持·向上し，安全·安心で持続的に発展できるまちを実現するため,本市のこれまでの成り立ちや歴史·文化,地域コミュニティなど，それぞれの地域が持つ個性や特性を生かしながら,今後の人口規模·構造の変化に適合した本市独自の多核連携型による都市空間となる,「ネットワーク型コンパクトシティ(NCC)」の形成を目指している。本稿では，NCCの形成を支える「拠点化」として，高次都市機能の集積促進の代表的な取組みである，「JR宇都宮駅東口地区の整備」および「JR宇都宮駅西口周辺地区の整備」を，また，各拠点間を結ぶ公共交通ネットワークの基幹的役割を担う「LRT」の取組み状況について紹介する。