水環境関連企業の視点による2007年問題

摘要

団塊の世代の大量退職の時代の到来の代名詞にもなっている2007年になった。公営事業である上下水道界でも技術・技能・知恵の伝承がまさに今日的課題となった。外部委託化をはじめ様々な形での対応が進められており，民間企業としての関わりがこれまでにもまして重要になると思われる。一方，我々民間企業も内なる2007年問題を抱えている。それらに対し諸策を講じつつこれまでより多様化した上下水道事業への参画を企図している。特にこれまで民間の参加が限定的であった水道界では法改正により民間の参加範囲が拡がった。