エルビーダを失いDRAMゼロの二ツポンソニー、三菱、日立、浜ホトの健闘光る

摘要

東日本大震災が残した大きな傷跡は、そう簡単に回復するものではなかつた。国内半導体各社は当然のことながら、低迷を余儀なくされた。2011年度の国内半導体メーカー32社のトータル生産額は前年度比マィナス16.5%の4兆5688億円まで落ち込んだ。世界全体の半導体市場が前年度比で何とか微増となったなかで、日本企業の不振ぶりが世間に喧伝された。08年のリーマン•ショックでニッポン半導体は大幅に後退し、さらに11年の東日本大震災というダブルクラィシスに見舞われ、この後なかなか浮き上がれないという状況が続いていく。