細菌エフェクターN1eBによる 宿主防御への対抗策

摘要

宿主デス受容体シグナル伝達を受容体デスドメインのアルギニンへのアセチルダルコサミン付加によって阻害する病原体について、中国農業大学のS.Li博士らが報告している。(ネイチャー7466号)腫瘍壊死因子(TNF)ファミリーは、免疫恒常性や細胞死、炎症に不可欠である。このようなサイトカインは、デス受容体のTNF受容体(TNFR)ファミリーのメンバーによって認識され、そうした受容体にはTNFR1、TNFR2、FAS、TRAIL(TNF関連アポトーシス誘導リガンド)受容体などが含まれる。