「成長戦略に期待業きも一翼担う」

摘要

東京科学機器協会は5月29日、第68回通常総会を上野精養軒(東京都台東区上野)で開催した。総会後には永年勤続優秀従業員表彰、懇親会を行った。総会のあいさつで矢澤英人会長は、デフレ脱却を目指すアベノミクスの3本の矢の話題に触れ、間もなく発表予定のアベノミタスの三本目の矢「民間投資を喚起する成長戦略」に対して、同業界がこれを支える一翼を担う気概を持って臨みたいと語った。矢澤会長は「科学機器の業界を取り巻く経済環境については、前途に期待感はあるものの、現実に市場が上向いているという実感はない。アベノミクスの三本目の矢『民間投資を喚起する成長戦略』に大いに期待するが、日本経済の底力を高めるには民間活力の喚起が欠かせないわけで、この成長戦略を通じて企業の設備投資を促し、技術革新を加速させる必要がある。これこそ、科学機器業界全体から見ても大きなチャンス到来となる。私たちは、好景気が訪れるであろうと期待し、ただ座して待つわけにはいかない。成長戦略·新産業創出のテーマを実現するべく、個々の企業の自助努力で、技術力·販売力を高め、業界一丸となって経済発展の一翼を担う気概を持ち、共に支え突き進んでいきたい」と力強くあいさつした。