アフリカツメガエルのゲノム解読成功

摘要

東京大学大学院理学系研究科の平良眞規准教授、国立遺伝学研究所先端ゲノミクス推進センターの藤山秋佐夫特任教授、名古屋大学大学院生命農学研究科の宇野好宣研究員らと米国カリフォルニア大学を中心とする国際コンソーシアムは、2種類の祖先種が異種交配して全ゲノム重複が起こったとされるアフリカツメガエルの複雑な全ゲノム解読に成功したと発表した。祖先種から受け継いだ2種類のゲノム(サブゲノム)を特定し、全ゲノム重複後におけるゲノムの進化が明らかになった。生命科学の発展へ大きく貢献するほか、「全ゲノム重複」の解明にもつながる成果。研究成果は英国科学誌「Nature」10月20日号で発表された。