賢くなるAIで物質内部の界面探査

摘要

物質内部に無数に存在する界面の構造は、伝導性や耐久性など、多くの機能的役割を果たしておりヽその構造を決定することは物質科学において非常に重要である。マテリアルズインフォマテイクスの手法を使えばヽ界面構造を決定できるが大きなマシンパヮーが必要だった。東京大学生産技術研究所の溝口照康准教授、小田尋美大学院生(研究当時)ヽ清原慎大学院生、大学院新領域創成科学研究科の津田宏治教授らの研究グループは、転移学習という技術を活用して人工知能が繰り返し成長することでヽ物質の界面の構造を決定するための計算コストを3600分の1まで削減することに成功した。日本物理学会のJPSJオンライン速報版に15日掲載された。