ほぼ全てのフラボノイドを検出かずさDNA研と京大が新技術開発

摘要

公益財団法人かずさDNA研究所技術開発研究部メタボロミタスチームの櫻井望チーム長らと京都大学大学院農学研究科の荒武特定准教授、力ゴメの研究グループは、自然界に存在する約7千種類のフラボノイドのほぽ全てを、質量分析装置で得られる情報で検出できるデータ解析システム「Fla V on oidsearch」を開発したと4月28日発表した。市販のフラボノイド標準物質140種類の質量分析データと既知のフラボノイド類7千種類のデータなどを用いてデータ解析システムを構築。既存の予測システムより高 い精度でフラボノイドを判別できることを確かめた。同システムは無償でダウン口ード可能。新規のフラボノイド候補発見に役立ち、植物の機能性成分研究の加速が期待される。成果はォンライン科学誌「scientific Repo rts」に4月28日公開された。