黄色ブドウ球菌による嘔吐型食中毒発症メカニズム解明

摘要

北里大学獸醫医学部の小野久弥講師、弘前大学大学院医学研究科の中根明夫特任教授らの共同研究チームはヽコモンマーモセットを使って黄色ブドウ球菌による嘔吐型食中毒の発症メカニズムを解明した。黄色ブドウ球菌の作る毒素であるブドウ球菌ェンテロトキシンが消化管の肥満細胞からヒスタミンを放出させ、嘔吐を引さ起こすことが明らかになった。90年来未解明だった黄色ブドウ球菌による嘔吐のメカニズムが解明された。PLOS Pathogensに掲載された。